ディーズでカラダの改善! 股関節の症状

皆さんこんにちは
デイーズスポーツプラザ邑楽店の杉山です。

今回はA様から相談内容を記事にします。

約10年前に大腿骨を骨折をして、手術をしたとの事でした。
病院で手術後に骨折は問題ないけれど、レントゲンを撮った際に股関節が浅く、そちらの方が問題と言われて
股関節のストレッチを教えて欲しいと相談を受けました・・・。

股関節が浅い・・・。
レントゲンで確認していないので判断はできませんが・・
多分、股関節における臼蓋形成不全(きゅうがいけいせいふぜん)のことだと思います。

臼蓋形成不全とは・・。
骨盤の形態異常のことで、臼蓋側(骨盤側)のかぶりが浅く、股関節が不安定な状態であることをいいます。
女性に多く、日本の股関節痛の患者様の約8割は、臼蓋形成不全であるとも言われています。
股関節が浅い方は・・
変形性股関節症の発症をするリスクが高いとも考えられています。

病院の先生も、年齢を重ねることにより、股関節が変形して痛みが出現することにより
歩行が困難になる可能性があることを伝えたのだと思います。

臨床上は、必ずしも臼蓋形成不全があるからといって変形性股関節症へと進行することはなく
日常生活や習慣における出産、育児、仕事、家事、スポーツなど
いくつかの股関節への負担が重なることで、変形性股関節症へのリスクが高まると考えた方がいいと思います。

臼蓋形成不全の症状は・・
本人が臼蓋形成不全に気が付くことはまれで
ほとんどの方が、股関節痛で、病院でレントゲンを撮って初めてその異常に気付くことが多いようです。
小さい頃から姿勢や歩き方の注意を受けてきた方、内股傾向や床での座り方に特徴や癖がある方では、臼蓋形成不全が疑われます。

A様の股関節の状態を確認すると・・
10年前に手術をしているので、膝を曲げるとももが多少突っ張る感じはありますが
痛みや違和感の自覚的な症状はほとんどなく

股関節の内股傾向がありますが、動きの制限もなく
骨盤の前傾と引っかかる感じが見られたので
バランスボールとコアヌードル
太ももの前、後の筋膜リリースとストレッチのアドバイスを行いました。

今週はレッグプレスでのトレーニング時に
膝が内側に入っていたので、指導をさせて頂きました。

トレーニングでの姿勢やフォームを意識してもらい
日常生活で股関節に負担がかからないカラダ作りを
そしてA様がこれからの生活のなかで不安が少しでもなくなるように
これからもサポートをしていきます!!

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